久々にブログを更新します。

浅草着物レンタルショップのコンサルティングを受けて1年以上経過しましたが、同じ場所でコンサルティングをさせて頂くと、1年間の流れが分かり非常に良いですね。

2017年9月前後から新規オープンが増えて、集客が苦しくなってきた店舗が多数いたと思います。

浅草着物レンタルショップは利益が出ない

以前のブログで浅草着物レンタルショップはネット集客が鍵という話をしました。そして、広告を使って行くことで結果がでていくということをお伝えしました。

でも、2018年現在は必ずしもそうではなくなってきました。

理由は以下です。

1、広告出稿する企業が増えて広告単価が増えた

2、値下げ合戦で利益が取れなくなってきている

この2つの理由で多くの店舗はお客がきても利益が出ない状況になっています。

詳細を解説していきます。

広告単価が増えた

これは広告を出す店舗が増えて、1クリックあたりのクリック単価が上がりました。

例えば今まで1クリック40円くらいだったのが70円以上かかるようになってきています。

50クリックで1予約を獲得していたとすると

今まで

40円×50クリック =2000円

2000円で1予約を獲得していたわけです。

1予約あたりの平均人数が2人で客単価が3000円の場合

3000円×2人 = 6000円

1予約の価値が6000円なんです。

 

その6000円に対して2000円の広告費を支払っていたわけです。

そうすると

4000円の粗利益になります。

これであればお店の利益が残っていました。

 

しかし、

 

今広告単価が上がっています。

70円×50クリック =3500円

3500円で1予約を獲得していたわけです。

1予約あたりの平均人数が2人で客単価が3000円の場合

3000円×2人 = 6000円

1予約の価値が6000円なんです。

 

その6000円に対して3500円の広告費を支払っていたわけです。

そうすると

2500円の粗利益になります。

これではお店は運営できません。

 

しかも、これだけではないのです。

客単価が下がっている

2017年ライバルの出現により浅草の店舗は軒並み価格を下げてお客さんととりにいきました。結果はどうでしょうか?

今まで3500円や4000円で出していた店舗も2500円や2900円で提供しています。

そうなると、

1予約あたりの価値が下がってしまいます。

そうすると、広告費をかけて集客しても利益が生まれないということになってしまいます。

それではなんのためにビジネスをしているのかということになります。

これからの浅草着物レンタルショップについて

安売り合戦に勝てた店舗が残り単価が上がって行く。

これは間違いありません。今浅草に25店舗以上あるレンタルショップは15店舗くらいになり、価格帯も元の4000円くらいに戻るでしょう!

そもそも4000円で満足していたお客様がいたのにライバルに勝つために自分たちで自分たちの首をしめていっているのです。

利益の出ていない店舗はお店を締めて行くでしょう。

そして、利益の出ているごく一部の店舗のみが残っていきます。

そして、今までよりサービスやレンタルの着物の質にこだわる必要がでてくるでしょう。

なぜこんなことになってしまったか?

それは簡単です。

着物レンタルというビジネスが参入障壁が低いビジネスだからです。

開店するまでに必要なものは

・着物レンタル一式を購入

・物件を借りる

・着付け師を雇う

・ヘアメイクスタッフを雇う

・HPで広告をかけて集客する

こんな感じで誰でもできるビジネスなんです。

だから、ライバルも簡単に真似ができます。

だから、このビジネスはどんどん大変になっていきます。

でも、コンサルタントとしてはやりがいのある案件でこの中で勝ち抜く戦略や戦術を提案しています。

悪いですけど、どんどんライバル店舗が苦戦して行く中一人勝ちをしていく店舗を作っていきます。